いつもカブロボにご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。

弊社サービスは、主にダウの値動きとその後の日本株マーケットの値動きの相関関係が長年継続していることに着目して、この相関関係を利益の源泉としてトレードするものです。
バックテストは2000年から約24年間の日足に対して行っているのですが、そのバックテスト期間に比べて、今後のマーケット環境がかなり異なったものとなるのではいかと感じることが最近多く、ダウの逆張りもこれまでのような相関関係にベットすることの妥当性に、私自身疑問を感じているところです。

具体的には、

1. 価格変動要因に占める、日銀やFRBの要人発言、指標発表など寄与度が高まっているように思える
2. マーケット参加者の多様性が低まっている（米国ヘッジファンドなどへの資金集中により一部のマーケット参加者の価格支配力が高まっている）ように思える
3. 以上が、ダウ逆張り戦略の収益の源泉となる日本市場での価格変動（米国相場が上昇して終わった翌日の日本市場では寄りから引けにかけて下落する傾向。米国相場が下落して終わった場合はその逆の値動きになる傾向。）を帳消しにすることが多くなっているように思える

という変化があるのではないかと感じており、弊社のロジックの優位性が低下、または消滅に向かっているように感じています。

このような背景から、お客様に自信をもって弊社サービスをお勧めすることができなくなっていると判断しており、誠に恐れ入りますが、弊社サービスを2024年9月末をもちまして終了することといたしました。
また、弊社の助言ライセンスにつきましては、なるべく速やかに返上のうえ、法人格自体は存続させて別事業の立ち上げを模索していく予定でございます。

これまでのご愛顧に重ねて御礼を申し上げます。

株式会社カブロボ代表　小笠原聖史