心理的偏向について(その1)

トレーダーYです!

システムトレードの考え方について、少しずつ書いていきたいと思います。まずは、「心理的偏向」から。

人は、「合理的に行動する」と思っている人が多いと思いますが(経済学では、行動経済学を別にして、人は完全に合理的に行動するというところから話が始まります)、実はあまり合理的に行動する動物ではありません。

例えば、デイトレの収益を何とかプラスにしようとして、思ってもいないようなロットでトレードしてしまったり、損切りをしないといけないなと思いながらもズルズルとポジションを引っ張ってしまったりといった状況が、これに該当します。

これが相場と何の関係があるんじゃい? 

と思われる方も多いかもしれませんね。でも、ムチャクチャ関係があるんですよ。相場がランダムに動くとすれば、勝率は5割、収益もトントンに収束するハズなのに、なぜ相場で負ける人が多いのでしょうか。「人は、意外にも合理的に行動しない」ここに大きなヒントがあるのです。